サポートハウス藤の特徴
サポートハウス藤は、藤井寺市と河内長野市でグループホームを展開しています。どちらも民家型の1ユニットの小さなグループホームです。認知症の人の思いに寄り添い、サポートハウス藤グループホームの理念である「ゆったり いっしょに たのしく ゆたかに」を入居者様・スタッフで共に実現するために努めて参ります。
民家型へのこだわり
サポートハウス藤は民家型にこだわりがあり、藤井寺と河内長野市千代田の2か所のグループホームは両施設とも民家型です。施設として作れば機能を追求できるでしょう。でも、それはご入居される方のためというより施設側の都合といえるでしょう。今まで暮らした馴染みの生活環境をそのまま再現したい。主役はあくまで入居者様・・・それが、サポートハウス藤の思いです。
アロマへの取り組み
サポートハウス藤ではアロマテラピーに取り組んでいます。 アロマの香りに包まれ落ち着いた雰囲気の空間を演出しています。アロマテラピーに取り組む理由・内容は下記の通りです。
- 認知症状の緩和・・・・・周辺症状といわれるBPSD(行動・心理症状)などの緩和のためラベンダーやアースリズム等のアロマ。
- 細菌等の感染予防・・・・オンガードというアロマを使い玄関のデュフューザーでミストする。(蚊は寄って来ない)
- 呼吸器等への負担軽減・・ 鼻腔や口腔を開く イージーエアというアロマで呼吸を楽にします。
- スタッフへの癒し効果・・ラベンダーやスイートオレンジの香りで癒し効果。介護での疲れを軽減しリフレッシュするため。
実際アロマでどれだけの効果があるかはそれぞれの感じ方で変わってくると思いますが、ラベンダーなどの香りでスタッフが癒されるのは感じる事ができると思います。アロマの効果は認知症および認知症予防に対するアロマテラピーの可能性として鳥取大学医学部保健学科の谷口美也子助教と浦上克也教授が講演しています。認知症に対する効果として不穏・興奮状態の改善、睡眠の改善などの報告があり、アルツハイマー型認知症の認知機能テストが向上したとの事です。今まではBPSDと言われる周辺症状にスポットが当たっていましたが、認知機能が向上するということで認知症の予防に効果があるとの事で今後ますますアロマテラピーから目が離せなくなりそうです。下記のリンクは講演のレジメです。
浦上教授の書籍の紹介文です。
認知症になると、これまでは脳にある海馬がダメージを受けると考えられてきましたが、海馬に直接つながっている「嗅神経」がダメージを受けることが判明。それをもとに、昼と夜に2時間ずつ特定のアロマをかぐことで、嗅神経の機能を再生させ、認知症を予防・改善できるという研究結果が発表され、全国的に話題となりました。
この研究結果は、鳥取大学医学部教授で日本認知症予防学会の理事長も務める浦上克哉先生によるものです。今回、その浦上先生が予防も治療も困難、特効薬がないと言われている認知症ケアの救世主であるアロマの正しい使い方を初めて書籍化しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000005069.html
メディカルアロマテラピーについての研究論文です。アロマテラピーを医療分野で行っていこうとする熱意が感じられます。